【春が。】出会った瞬間に告白? 「喪失」と「再生」の恋愛物語です。

今回ご紹介するのは『あまの はな』さんの小説『春が。』です。
僕の企画する小説感想サービスでご依頼いただいて読んだのですが、一言で表現するなら「切なくも、淡く優しい物語」でした。

こちらの小説はネット上で公開されていまして、感想のご依頼をいただいた際にブログで紹介させていただけないかを著者のあまのさんにお願いしたところ、快く了承してくださったので記事にさせていただきます。

ジャンルは恋愛もの。
二人の大学生が運命的な出会いを果たし、互いを想い合いながら成長していく姿を描きます。

緻密に練られたストーリー。そしてそれを再現するだけの構成力と文章力。
なにより二人の「心」にスポットを当てた物語です。

みなさんにもぜひ読んでいただきたい作品です!

あらすじ

主人公は大学生の男女二人です。

「蒼(あおい)」と「小春」。
大学生になる二人は、桜の花びら舞い散る四月に運命的な出会いを果たします。

 今思えば、それは必然だったのかもしれない。

「あの、俺――……」

桜の花びらが舞い降る四月。

俺は、出会ったばかりの彼女に人生で初めての告白をした――。

『春が。』より冒頭文

出会ったばかりの小春に対し、なぜか感傷めいたものを抱いた蒼は自然と告白。

普通なら初対面の相手に告白されても戸惑うか訝しむところです。
ところが小春も蒼に思うところがあるようで、感涙ながらに告白を受け入れます。

優しい友人や家族たちに囲まれながら、初々しい付き合いを続ける蒼と小春。

しかしどうやら蒼は過去に抱えている傷があるようで、未だに癒えていない様子です。
対して、蒼のとなりで一見幸せそうにしている小春も、何か隠していることがあるようで・・・

徐々に影を落としていく二人の関係。
果たして蒼と小春は障害を乗り越え、真に結ばれることができるのでしょうか?

『春が。』の見どころ

「考え抜かれたストーリー」、そして「豊かな心情表現」に注目して読んでいただきたい作品です。

『春が。』は、蒼と小春のそれぞれの視点、そして過去と現在を行き来しながら物語られていきます。
こういった書き方はどうしても読みづらくなってしまうものですが、あまのさんは構成をしかっり考えて、なにより高い文章力で書いているので比較的読みやすく仕上がっています。

なぜ敢えてそんな難しい書き方をしているかというと、ここまでしないと『春が。』の深いストーリーは体現できないということだと思います。

読書慣れしていない人ですと、多少混乱してしまう部分もあるかもしれません。
しかし丁寧に読んでいけば、このストーリーの奥深さを十二分に楽しめるはずです。

そして、ぜひとも蒼や小春の心情表現に注目していただきたいです。

蒼も小春も、どちらも繊細な性格です。
それぞれ弱い部分を抱えながら、それでも互いを想いながら前に進もうとしています。

そんな二人の心情を豊かな表現で描いているので、それを楽しんでもらえればと思います。

ときには、桜舞うシーンなどの情景描写を心情と上手く絡めて利用しているのも秀逸です。

これが無料で読めるのですから良い時代になったものだとしみじみ思います。

おすすめです。ぜひともご一読ください!
『春が。』を読んでみる。(小説投稿サイト『カクヨム』へのリンクです)

「切なくも、淡く優しい物語」をぜひ

今回僕は感想を書くというサービスで依頼を受け、『春が。』を読ませていただいたのですが正直途中からは単純に一読者として小説を楽しんでいました。
こんな作品と出会うきっかけにもなるのですから、ブログや小説感想サービスをやっていて良かったと改めて思います。

代金をいただいて感想を書くというのは正直、けっこうなプレッシャーでもあるのですが、そのおかげでより作品と向き合って読むことができます。
これは自分でお金を支払って読んでいる普段の読書ではできない体験ですよね。

『春が。』に関しても、僕では到底書けない高レベルの小説でした。
自分の実力を棚上げしながらでしたが、思ったことを感想としてあまのさんにお伝えできたのでよかったと思います。

あまのさんに喜んでいただけて、あわよくば今後の作品づくりの糧としていただければ幸いです。

あまのさん、この度は素敵な作品を読ませていただきありがとうございました!

PS.
今後も『ココナラ』での「小説感想サービス」は継続予定ですので、小説書きのみなさま、よろしければご依頼下さい。
希望があれば今回のように当ブログで紹介記事も書かせていただきますのでぜひどうぞ。
ご依頼の詳細はこちらの記事をご参考ください。
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【小説の感想が欲しい人へ】作家志望がお書きします【ブログ上での宣伝アリ】

2018.06.16

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