三題噺「20日目」のお題は「冬・大晦日・暖炉」

みんなで「三題噺」の企画。
本日は第20回となります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

【初心者歓迎!】小説を書く練習として「三題噺」を書いてみませんか?

2019.04.13

それではさっそく。
今回のお題は以下の3つ。
(出題には『どこまでも、まよいみち』というサイト様の『三題噺スイッチ改訂版』を使用させていただきました)

今日のお題:「冬」「大晦日」「暖炉」

いつもはお題の表示された画像を貼っていますが、今日は誤って消してしまったため、3つのお題だけ書いておきました。

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お題「冬」「大晦日」「暖炉」

除夜の鐘が優しく響いている。

外は冷え切っているだろうが、部屋の中はじんわりと温かい。暖炉にくべられた火のおかげもあるが、それ以上に膝の上で眠る愛しい我が子の存在が大きかった。

「今年も起きていられなかったか」

ソファに腰掛けて苦笑をこぼしながら、その柔らかな髪を撫でてやる。それだけで幸福が胸の内に広がった。

去年も一昨年も、年越しの瞬間まで一緒に起きているんだと張り切っていた我が子だが、ついに今年もそれは叶わなかった。

とはいえ、今年は11時を過ぎるまで眠気と戦いながらも頑張っていたのだから、来年こそは一緒に起きたまま年を越せるかもしれない。それは楽しみでもあるが、子の成長を目の当たりにするようで寂しくもある。

(——大晦日が冬で良かったかな)

突拍子もなくそんな気持ちになった。当たり前のことなのに、なんとなく納得できる思いつきだった。

1年を振り返ったり、大切な人と過ごしながら次の1年に思いを馳せたり。そんな郷愁めいた時を過ごすには、冬の空気感は丁度良いように思えた。

パキッと暖炉の木が爆ぜて、小気味良い音が部屋に響く。その余韻に浸りながら、新たな年がやってくるのを二人で待った。

【完・17分で487文字】

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あとがき

白状すると、まったく頭の働いていない状態で書きました。
朝は書く気になれず、仕事から帰ってから書こうと思ったのですが、想像以上に仕事が遅くなりさらにやる気を削がれ、挙げ句に仮眠をとった後で、日付の変わるギリギリで書きました。

という言い訳はさておき、三題噺は少しくらい3つのお題が繋がりにくいくらいの方が書きやすかったりしますね。

今回の「冬」「大晦日」「暖炉」みたいな感じだと、どうしてもありきたりなシーンになってしまいます。
僕が今回書いた話も、シーンとしては凡庸です。
ただ、「大晦日が冬で良かった」という考えはちょっと面白いかと個人的には思いました。

当たり前ですが、日本で過ごす限り大晦日は冬です。
入学や卒業は春で、お盆は夏。秋はなんでしょうね・・・お月見でしょうか?
1年を通して様々な行事がありますが、行事と季節感ってすごく繋がっているなーと思ったんです。

季節ごとの気温とか、空気の匂いとか、日の高さとか、それぞれの象徴とか。
そういった季節的な要素も、大切な記憶の一部になっていくんだとじみじみ思いながら書いたお話でした。

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生きてる内にあとどれだけ書けるだろう
同じ執筆量で、より巧く。

無思考で書くのは、ほんとうに勿体ない。
たった少しの意識で、あなたの小説はもっと良くなります。




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