完全無欠コーヒーの効果と作り方。1年以上継続できたレシピに必須のブレンダーは?

今回は『完全無欠コーヒー』のご紹介です。

”完全” とか”無欠”とか、かえって胡散臭く感じられるかもしれませんが、この効果が凄まじいのです。
私はすでに1年以上、朝食は完全無欠コーヒーのみで過ごしているのですが、身をもってこの飲み物の素晴らしさを体感しています。

ですので、みなさんにもこの感動を体験していただけたらと思います。

(追記:僕が2022年時点で『完全無欠コーヒー』を飲んでいないことを明記しておきます。僕個人のあらゆる要素を踏まえた結果です。が、この記事の情報は『完全無欠コーヒー』生みの親の著書を引用しているので信頼に足るはずです。当時の僕の実体験も参考にしていただければ幸いです!)

まずは簡単に説明しておきますと、完全無欠コーヒーはコーヒー・バター・MCTオイルを混ぜ合わせた飲み物です。

今回はこの『完全無欠コーヒー』についての解説と作り方をご紹介していこうと思います。

加えて、必要な器具や材料についてもオススメさせていただきます。
完全無欠コーヒーは作り方こそ簡単なものの、いざ器具や材料を集めようと思うと割と悩んでしまうものです。

ネット検索すればとりどりの器具や材料が紹介されているわけですが、選択肢が多いほど迷ってしまうのが人の性というものですよね。
本記事では私が試行錯誤し、手軽さとコスト面を考慮して最適と判断した器具や材料をご提示いたします。
(選択肢は多くて2通りですので、ご自分に適した方を選んで下さいね!)

理論的なことはひとまずいい。材料や作り方を知りたい! という方は目次から飛んで下さい(”03.”からどうぞ!)。↓

効果と作り方の前に……。『完全無欠コーヒー』はどうやって生まれた?

『完全無欠コーヒー』の生みの親

『完全無欠コーヒー』は、デイヴ・アスプリー氏が自著『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』で紹介したものです。

デイヴ・アスプリー(Dave Asprey)
IT起業家、マーケター、投資家、そして自分の心身を劇的に改造したバイオハッカー。〈略〉ITスキルを駆使して自らの体をバイオハッキング(=数値化&徹底分析)、世界トップクラスの医学博士、生化学者、栄養士等の膨大な数の研究を総合し、自己実験に30万ドルを投じて心身の能力を向上させる方法を研究。その集大成が本書である。

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』著者紹介より

著名者たちの研究をもとに、30万ドル(約3300万円)もかけて自身の体で研究を行って生み出されたのが『完全無欠コーヒー』です。

健康法というと眉唾なものも多いなか、完全無欠コーヒーに関しては研究や実体験という根拠があります。
もちろん100%信じてしまうのは危険ではありますが、ある程度信用して試してみる価値はあるのではないでしょうか?

遊牧民族の『バター茶』から生まれた『完全無欠コーヒー』

完全無欠コーヒーの生まれるヒントとなったのが『バター茶』でした。

アスプリー氏はチベットの高地を訪れ、そのとき出会った女性にバター茶を振る舞われたそうです。

零下23℃の薄い空気で冷えきった体でゲストハウスによろよろと入っていったら、伝統的なヤクのバター茶、あのクリーミーな一杯をふるまわれて、生き返った心地になったのだ。
飲んでも飲んでも飽きなかった。僕の中のバイオハッカーが問いかけた。
「こんな空気が薄い場所なのに、これを飲んだらなぜ、とても元気になるんだ? テントで生活していて荷物は軽くすべき遊牧民族が、あえて重いブレンダーや手動の攪拌機(かくはんき)を持ち運ぶのはどうして?」
これらの疑問は「完全無欠コーヒー」のレシピ誕生に不可欠な要素になった。

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』119, 120ページより

帰国した著者は研究を重ねました。
そうしてたどり着いたのが『完全無欠コーヒー』です。

そして最終的にたどり着いたレシピは、コーヒーにMCTオイル(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル)大さじ1〜2杯と、良質の無塩バターまたはギー大さじ1〜2杯を加えること。
材料を混ぜ合わせたら、これまで味わったなかでも最高にクリーミーで、最高においしくて、パフォーマンスを最大化するコーヒーができあがった。「完全無欠コーヒー」だ。

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』121ページより

最後の”「完全無欠コーヒー」だ。” という淡泊な一文がいいですね。
本当に感動したんだろうなぁ、と感じます。”完全無欠” という大層な名前を付けたくなる気持ちもわかります。

引用中のMCTオイルやバターなどの材料については後ほど説明しますね。
(文中に ”ギー” とありますが、ギーはバターオイルの一種です。今回はバターをチョイスします。)

『完全無欠コーヒー』の3つの効果

冒頭で述べたように完全無欠コーヒーを飲むことで得られる代表的な効果は、

  • 集中力が格段にUPする。
  • 脳の機能を高める。
  • ダイエットに最適。引き締まった身体になる。

の3つとなります。

今回は完全無欠コーヒーがなぜ集中力や脳機能に効くのかを説明しようと思います。
(ダイエット効果については私の体験談をお話しします。参考になれば幸いです)

『完全無欠コーヒー』で集中力が高まるワケ

完全無欠コーヒーを飲むと集中力が高まると言われています。

これに関しては私も強く実感しておりまして、朝食に完全無欠コーヒーを飲むと明らかに作業効率が高まります。
最も強く実感するのは読書するときでして、私はあまり頭の良い方ではないので難しい内容だと何度も読み返すことになるのですが、完全無欠コーヒーを飲むと、一度で理解とまではいかないまでも、普段よりは少ない再読で済みます。
(特に起き抜けに完全無欠コーヒーを飲んだ後の午前中が集中できます)

ではなぜ完全無欠コーヒーによって集中力は高まるのでしょうか?

ポイントとなるキーワードは2つ。
ずばりカフェインプチ断食です。

まずはカフェインについてご説明します。

カフェインという言葉自体はみなさんご存じだと思います。
コーヒーに含まれている成分で、眠気覚ましになるといった認識が一般的でしょうか?

実はこのカフェイン、集中力を高めるのではないかとも言われているのです。

『パレオな男』というブログで、カフェインによって集中力が高まるという記事が載せられていますのでご紹介させていただきます。
(『パレオな男』は、健康や思考法などについて海外の論文を中心にまとめているブログです。最先端の論文ゆえに信用できる上、素人でもわかりやすいよう記事にしてくれているのでとてもおすすめのブログです。)

これはペラデニア大学の実験で、20名の男性を対象にしたもの。全員に対して以下の4パターンのドリンクを飲んでもらって、それぞれが集中力にあたえる影響をみたんですね。
〈略〉
さて、実験では参加者の認知機能や反応速度で集中力を計測しまして、その結果は、
〈略〉
カフェイン:集中力が6%アップ

パレオな男「カフェイン+テアニンの組み合わせで集中力が10%も上がるらしいぞ」

タイトルから分かるように、引用させていただいた記事はカフェインに加え、テアニンという成分も同時に摂取したときの実験になります。

しかし、カフェインだけの場合も実験されていて、文中にあるようにカフェインのみでも集中力が6%もアップしたそうです。
(カフェイン+テアニンの場合は10%アップ)

続いてプチ断食についての説明です。

プチ断食。『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』では「断続的ファスティング」と表記されていますが、個人的には「プチ断食」のほうがイメージしやすいので、本記事ではプチ断食と表記します。

やることは至極単純です。現代の日本人は1日3食が主流ですが、これを1日2食に減らすだけです。

もう少し詳しく説明しますと、1日のうち6〜8時間のうちのみに食事を摂るという方法です。

例えば、朝食を抜いて12時に昼食を摂ったとします。この場合、夕食を18時までに摂れば6時間の間に食事を済ませたことになるので、プチ断食成功となります。

プチ断食で集中力が高まる理由については「Foxa2」という物質が関係しているんだとか。
詳しく知りたい方は「パレオな男」の記事を読んでみて下さい。(私の頭では、なんとなくのニュアンスしか理解出来ませんでした……)
『プチ断食をすると、逆に日中の活力と集中力がアップする理由』

プチ断食は断食期間(1日のうち16〜18時間の間)はカロリーのあるものは口にしてはいけません。
ですので、本来は水やお茶以外を口にするのはNGなのです。

となると、”断食期間に完全無欠コーヒーを飲むのはありなのか?” という疑問が浮かびます。

これに関して『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』では次のように述べています。

バターとMCTオイルはタンパク質を含まないので、体はタンパク質や糖の消化に向かわず、これらの脂肪を使って、ただちにケトン体を生成する。
そこで、朝1杯の完全無欠コーヒーを加えて断続的ファスティング(プチ断食)をやってみたところ、結果は驚くべきものだった。いつもの断続的ファスティングのときよりも速く減量でき、筋肉がつき、まったく空腹も疲れも感じなかった。コーヒーに加えた脂肪が体にこよない満足感を与えてくれるので、ランチタイムやディナータイムまででも気を散らさずに働き続けることができたし、体はまだ断食中のように機能した。

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』130ページより

バター(無塩のもの)やMCTオイルに含まれるカロリーは、そのほとんどが脂質です。
タンパク質は含まれていないため問題ないという解釈のようです。

加えて、著者は自身の経験上でもその効用を実感しているようです。
これに関しては私も諸手を挙げて賛成させていただきます。ただ、私の場合は夕食までは効果が続きません。昼過ぎまでがいいところでしょうか。このあたりは個人差もあるようです。

『完全無欠コーヒー』で脳機能が高まるワケ

完全無欠コーヒーを飲むと、なんと脳まで良くなります。

ここで登場するのはまたしてもカフェインです。

先ほど、カフェインで集中力が高まるとお話ししましたが、なんとカフェインは脳の機能をも高めてくれるのです。

カフェインはどんな供給源から摂っても、エネルギーを高めるだけにとどまらない。脳内の炎症を防ぐことで、認知機能の衰えを軽減し、アルツハイマー病の発症リスクを低下させる。

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』122ページより

加えて、

コーヒーは作り方もあなたの健康とパフォーマンスに影響を及ぼす。コーヒーに含有される油脂(カーウェオールとカフェストール)は独特の強力な抗炎症性物質であり、酸化ストレスとDNAのダメージを防ぐ。フレンチプレスや金属フィルター、エスプレッソマシンなど、金属のフィルターで淹れると、これら貴重なコーヒーオイルが守られ、体内で働いてくれる。

『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』122ページより

とのことで、一般的なペーパーフィルターを使っていたのではコーヒーの恩恵を一部分しか受けられないのです。

金属フィルターを使用することで、コーヒーオイルを無駄にしないことも完全無欠コーヒーの特徴の一つです。

おすすめの金属フィルターについては後ほどご紹介させていただきますね!

『完全無欠コーヒー』でダイエット。私の体験談

最初に断っておかなければなりませんが、私はダイエット目的で完全無欠コーヒーを飲んでいたわけではありませんので、この項目に関しては参考程度に読んでいただければと思います。

○当時の食生活

私が完全無欠コーヒーを試しだした頃、平行して様々な健康法を試していましたので、完全無欠コーヒーのみで痩せたいという方の参考にはならないかもしれません。(逆に言えば、当時の私と同様の食生活をすれば痩せられる可能性は高いと思います)

  • 朝食は完全無欠コーヒーのみ。昼食、夕食は好きなだけ食べる(ただし以下の条件内の食事です)。
  • 小麦製品は食べない。最近話題のグルテンフリーですね。
  • 加工食品、お酒は一切口にしない。
  • 食材の主力はサツマイモ、ほうれん草、ブロッコリー、ニンジン、ブルーベリー、サバの水煮缶、鶏胸肉、鶏卵など。その他、加工食品で無ければ基本何でもOKとしていました。
  • 極力、低温での調理法を選ぶ。(揚げ物は完全NG)
  • 食用油にも注意する。私はオリーブオイルを使っていました。(ドレッシングもオリーブオイルを使用)

といったところでしょうか。

因みに、上記の「当時の食生活」は、私が手当たり次第に”科学的に良い”とされるものを試した結果です。一つ一つは科学的根拠がありますが、複合的な面は一切考慮しておりませんのでご注意下さい。

なかなか縛りの多い内容となっていますが、モチベーションを明確にすれば割と実行可能でした。
私はお世辞にも意志力の強い人間ではありませんが、”小説家になるために時間を効率良く使いたい”という大きな目的がありましたので、その想いだけで続けていました。

試してみようという方はしっかりとした目的意識を持って挑んでいただければと思います。
ただし、くれぐれも体調にはご注意下さい。身体を壊してしまっては本末転倒です。決して無理はしないで下さいね。

○体重と身体つきの変化

(上記の内容で)私が完全無欠コーヒーを始めたのは1年以上前になりますが、結果から申し上げると確かに痩せました

完全無欠コーヒーを飲み出す前の私の体重が62kg。(男性で、身長は170cmですのでほぼ平均値です)

当初、体重は気にしていなかったのですが、一応確認してみようと思って初めて測ったのが開始3日目です。
そのときの体重は61kgでしたので、−1kgでした。

「おー、ほんとに痩せるんだ」などと感心していたのですが、実はここから先がまずかったのです。

その後も着々と体重が減り続け、1週間後には57kgまで落ちてしまい、なんと−5kgです。

この辺りから感心が恐怖に変化しつつありました。
「こんな早さで痩せて大丈夫か……?」という思いで戦々恐々としていた覚えがあります。

集中力の向上は強く感じていましたので、できれば続けたいけど、体調が悪くなったら中断せざるを得ないと思っていました。

幸いなことに体調はすこぶる好調でしたので中断することなく続けられましたが、まわりの人たちには「頬がこけてるけど大丈夫?」としきりに心配されたものです。

最終的に体重が落ち着いたのは53kgでしたので、開始前より−9kgとなりました。
ここまで1ヶ月ほどだったと思います。

身体つきについてですが、頬はこけていたものの、見た目はかなり筋肉質になりました。(筋トレは自重トレーニングを少し行っていたのみです)

腹筋も割れましたが、これは体脂肪率が下がったためと思われますので、完全無欠コーヒーで特別筋肉が付いたという実感はあまりありませんでした。(体脂肪が10%を切ってくると腹筋が割れてみえるようになってきます)

ということで私の場合は劇的に痩せましたが、食生活もかなり気をつけていたのでやはり参考値でしかないでしょう。

○1年たった現在の食生活

現在の私の体重は57kg前後で安定。
体脂肪率は10%を下回らないように注意しています。(低すぎると思考力に影響する場合もあるそうなので)

食生活に関しては以下の通りです。

  • 食材の主力は変わらずサツマイモ、ほうれん草、ブロッコリー、ニンジン、ブルーベリー、サバの水煮缶、鶏胸肉、鶏卵など。調理法は揚げ物NG。
  • 加工食品は減らすよう意識するが一応口にしてOK(ただし”マーガリン” ,”ショートニング” を含むものはNG。”食物油脂”を含むものは極力NG)
  • お酒も少量はOK(週1回程度は飲んでいます)

1年前と比べるとかなり緩和されました。
本当はお酒も完全NGにしたいところですが、なかなかやめられません。将来的には外食時以外は飲まないくらいにしたいところです。

『完全無欠コーヒー』の作り方【必要な器具と材料】

それでは完全無欠コーヒーづくりに必要な器具と材料をご紹介していこうと思います。
一覧は以下の通りです。

○器具
・ミキサー
・コーヒーフィルター
・ドリップケトル
・計量カップ
・計量器

○材料
・コーヒー豆
・グラスフェッドバター
・MCTオイル

これらについて、それぞれ私のおすすめをご紹介していきます。
冒頭でお話ししたとおり、2択まで絞ってありますので、お好きな方をご購入頂ければと思います。

『完全無欠コーヒー』に向きのブレンダー

完全無欠コーヒーはコーヒー・バター・MCTオイルが完全に混ざっていないと効果を発揮しません。
スプーンで混ぜるよりは断然ブレンダーを使用することをお勧めします。

ちなみに、今回ご紹介するブレンダーでは一度に250ml程度しか完全無欠コーヒーをつくれません。私は一日に250ml飲むだけなのでこれでちょうど良いのですが、もっと量を飲みたい方やご家族の分も一度につくりたいという方は、大容量のブレンダーをご購入下さい。

選択肢①イワタニ『サイレントミルサー』

 私のおすすめはイワタニの『サイレントミルサー』です。私はこちらの商品をずっと愛用しています。(私が購入したのはIFM-S10Gで、上の商品はその後継機となります)

ポイントは何と言っても手間なく完全無欠コーヒーをつくれることです。

こちらの商品は、

  • 耐熱容器のため、直接コーヒーを淹れて、バターやMCTオイルと混ぜ合わせることができます。また、そのまま容器をコップとして使用できるため、洗い物も増えません。
  • ”サイレント” の名を冠しているとおり、他のミキサーより比較的静かです。朝の騒音を気になさる方にもおすすめです。
  • 大容器と別に小容器が付いてきますので、それでコーヒー豆を挽くことができます。直前に豆を挽くと、やはり味わいが変わってきます。どうせなら本格的に完全無欠コーヒーを味わいたいという方におすすめです。
  • 手入れがとても簡単です。私は普段は水ですすぐのみで、分解清掃は気が向いたときに行う程度です。

といったような利点があります。

毎朝のことですので、手間がかからないというのは大事なことです。
完全無欠コーヒーをずっと続けようという方は、是非とも『サイレントミルサー』を購入して頂ければと思います。

選択肢②HARIO『クリーマーキュート』

『サイレントミルサー』の難点はなんといっても高価なことです。
完全無欠コーヒーを「ちょっと試してみようかな……」という方は、二の足を踏んでしまうと思います。

そんな方は安価で済ますことのできるHARIOの『クリーマーキュート』がおすすめです。
安価ではありますが、混ぜ合わせることに関して機能は十分です。

”まずはお試し”といったスタンスの方は無理せずこちらの商品をご購入下さい。

ただし、こちらの商品では『サイレントミルサー』のようにコーヒー豆を挽くことはできません
ですので、別途コーヒーミルを買っていただくか、最初から挽いてあるコーヒー粉を購入いただくことになります。

『完全無欠コーヒー』向きのコーヒーフィルター

完全無欠コーヒーは、金属フィルターを使用することで、コーヒーオイルを無駄にしないことがポイントとなります。

私は金属フィルターを3種類試したのですが、その中でまともに使えたのは1つだけでした。(他の2つは詰まってしまって上手くドリップしませんでした)

こちらのフィルターですが、最初のうちはお湯を淹れたそばからドリップしてしまって少々薄めのコーヒーになってしまいます。
しかし何度か使っているうちに馴染んできて良い感じになってきますので、最初はしばらく我慢していただければと思います。(ずっと使用していると根詰まりするようになりますが、優に数ヶ月は使えると思います。私の場合は毎日使用して1年近くは使用できました。)

ドリップケトル・計量カップ・計量器は何でもOK

ケトルはご自宅にあるものを使用して頂ければ大丈夫ですが、注ぎ口の細いコーヒー用のものがあると便利です。
計量カップも何でも構いません。
計量器については、電子式のものをおすすめします。理由はそれぞれの材料をリセットしながら投入していくことができるからです。(カップを置いてリセット→バターを計量してリセット→MCTオイルを計量、といった具合に効率良く進めることができます。)

『完全無欠コーヒー』向きのコーヒー豆

コーヒー豆はカビ毒を含まない良質なものを選ぶのがポイントです。

今回は2種類のコーヒー豆をご紹介します。

ご購入の際は、豆のままなのか、挽いてあるものなのかをよくご確認下さい。

選択肢①『カビなしコーヒー』

商品名からわかるように「カビなし」をウリにしたコーヒーです。
値段は少々張りますが、味も良くておすすめです。

選択肢②『ロクメイコーヒー』

「ずっと同じコーヒーでは飽きてしまう・・・」「どうせなら最高の味を楽しみたい!」という方におすすめ。

『ロクメイコーヒー』というお店なのですが、コンテストで日本一に輝いた焙煎人さんがこだわりのスペシャリティコーヒーを提供してくれます。

当店は、奈良で1974年から続く喫茶店「coffee beans ROCOCO」が運営しています。 焙煎技術の日本一を決めるジャパンロースティングチャンピオンシップ2018年優勝の焙煎人がこだわりぬいたスペシャルティーコーヒーをご提供しております。焙煎工場を併設した店舗では、珈琲とともに上質な時間をお楽しみいただけます

引用:『ロクメイコーヒー』HP

『ロクメイコーヒー』のHPでは色々なコーヒーが販売されていますが、個人的におすすめなのは「頒布会コース」。
日本一に輝いた焙煎人さんが厳選したコーヒーを毎月3種類提供してくれます。

もちろん全てスペシャリティコーヒー(品質管理を徹底した高品質なコーヒー)なので完全無欠コーヒーにもぴったりですし、何より最高級の味を飽きること無く毎日楽しむことができます。

一度頼めば後は毎月送られてくるのも手間いらずですし、注文をキャンセルしたい月があれば、ワンクリックでその月だけ注文停止することも可能なのが有難いです。

>>【頒布会】 スペシャルティコーヒー 焙煎士のおすすめ 3種類コース 150g×3種類

ちなみに、1年分まとめて注文すると初回月が半額になるようです。
僕はまず数ヶ月お試しするつもりだったので利用しませんでしたが、おすすめのコースなので長く続ける予定の方はご利用頂くとお得ですよ。

『完全無欠コーヒー』向きのグラスフェッドバター

完全無欠コーヒーでは上質なバターを使わねばなりません。グラスフェッドバターは、牧草のみを与えられて育てられた牛の乳でつくったバターで、完全無欠コーヒーのバターにはこれが推奨されています。

バターに関しても2種類ご紹介致します。
選択ポイントは2つ。価格と量です。

高価でも構わない方は選択肢①をご購入下さい。個人的な感想ではありますが、こちらの方が美味な完全無欠コーヒーに仕上がる印象です。
また、まだ続けるかどうかわからない、といった方もまずは少量で購入できるこちらでお試しいただければと思います。

とにかく安価に済ませたいという方は選択肢②をご購入下さい。
ただし、こちらの場合一度の注文で手元に5kg届くことになります。冷凍保存することになりますので、長期間に渡って冷凍庫のスペースを占領してしまうことを配慮して下さい。

選択肢① グランフェルマージュ バイオ・グラスフェッドバター(無塩)

選択肢② 業務用5kg フォンテラ社グラスフェッドバター

こちらのバターを購入した場合は冷凍保存することになりますが、予め使いやすいサイズ(1〜2 週間分くらい)に切り分けてから冷凍庫に入れて下さい。
必要な分を冷蔵庫にあげておき、使い切ったらまた次のものを冷凍庫から出すといった具合になります。

私は写真のように袋分けして冷凍保存しています。
適度に切り分け→ラップで包む→袋分け、といった具合になります。形がいびつなのはご愛嬌です。

『完全向けコーヒー』向きのMCTオイル

MCTオイルに関しては何種類か販売されていますが、「仙台勝山館MCTオイル」をご購入いただければ間違いないです。

『完全無欠コーヒー』の作り方

それでは最後に完全無欠コーヒーの作り方をご紹介します。(といっても混ぜ合わせるだけなのですが)

分量は私のオリジナルですので、みなさんのお好みに合わせてみて下さい。
また、今回ご紹介する方法は「サイレントミルサー(ブレンダーの項目でご紹介した商品です)」を使用したものになります。

①水250mlを沸騰させる。

②ミルサーの”大”容器にバター13g、MCTオイル10gを投入する。(ここで注意していただきたいのはMCTオイルの量です。MCTオイルは体質に合う合わないがあり、合わないとお腹を壊してしまいます。最初は少量、1gに満たない量から試し、徐々に増やしていって下さい。)


適当な大きさに切り分けます。後から計量するので適当でOK。慣れるまでは少量ずつ加えるのが吉かと。


容器を秤に乗せてゼロ表示し、バターを計量します。(電子秤はこれができるので便利です!)
予定の13gよりオーバーしましたが気にしません。


MCTオイルも入れすぎてしまいました……。
こちらは量が多すぎるとお腹がゆるくなる可能性があるのでご注意ください。

③ミルサーの”小”容器にコーヒー豆10gを投入し、ミルサーで挽く。


コーヒー豆を計量。
微調整できるのでさすがに10gぴったりです。
個人的には13〜15g使うと美味な濃さになるのですが、コストがかさむので我慢。


そのままミルサーへ。お好みの荒さに挽いてください。
ちなみに私は10秒弱くらい挽きます。


こんな感じになります。
刃の方についた粉が気になる方は一度洗ってください。私は気にならないし時間がもったいないのでそのまま使います。

④③でつくったコーヒー粉をフィルターに入れ、フィルターを②の大容器に乗せる。


コーヒー粉が少なく見えるかもしれませんが、これでも十分おいしい完全無欠コーヒーに仕上がります。


バター・MCTオイルを計量した”大”容器に乗せます。

⑤お湯を注いでドリップし、ミルサーでよく混ぜ合わせたら完成です!(ミルサーの容器はそのままコップとして使用できます。熱いのでご注意下さい)


私はコーヒーの淹れ方に詳しくありませんが、少量注ぐ→20秒蒸らす→渦巻き状に残りのお湯を一気に注ぐ、といった淹れ方をしています。


混ぜる前はこんな感じです。


ミルサーにかけます。ずっと混ぜ続けるよりは、2秒混ぜる→一旦止める→再度2秒混ぜる、という感じで繰り返すといいですよ!


刃についていた粉も綺麗にとれてしまうので洗い物は手間いらず。
私は普段は流水ですすぐだけで、気が向いたときに念入りに洗っています。

 


完成です! カップに移してもいいですが、時間と手間の浪費なので私はこのままいただきます。
かなり熱いので、コーヒーの入っていない部分(容器の上部)を持っておあがりください

以上、10分とかからず美味な完全無欠コーヒーをつくることができます。
器具と材料さえ揃っていれば簡単に作ることができますので、みなさんもぜひお試し下さい!

『完全無欠コーヒー』の効果と作り方をご紹介しました

というわけで今回は「完全無欠コーヒー」をおすすめさせていただきました。

ネット上での反応を見ていると、やはり体質的に合う合わないがあるようですが、合っていた場合はその効果は絶大です。
みなさんもぜひ一度試してみてください!

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