はじめまして!
ブログ運営者の葛史エン(くずみ えん)です。
当ブログでは、僕がプロ作家を志す日々で得る学びや気付きをアウトプットしています。
また、そんな活動の中で、ブログ運営やサービス販売から収益を得るのも目的の一つです。
葛史エン(くずみ えん)
- 1990年生まれ。男性。
- 色々考えすぎて人と上手く話せない人見知り。
- 「書く」ことで自分を表現できるようになった人。
- 本業は製造メーカーの技術職。
- 電撃大賞を中心に小説公募に挑みつつ、ブログ運営、小説感想サービス販売にも力を入れています。
- 憧れの作家は冲方丁先生と上橋菜穂子先生。
- ”人生の一冊”は冲方丁先生の『光圀伝』。
- ロックバンド『BUMP OF CHICKEN』が好き。作詞・作曲・Gt. Voの藤原基央さんを尊敬していて、作詞やインタビューにおける言葉選び、感性、自作への向き合い方などに、創作家として強く影響を受けています。
- どうやら才能は無いようなので、創作論を学び、作品を分析することで研鑽を積む日々を継続中。
小説やブログを書くことに救われました
人見知りで人と話すことが苦手な僕は、子供の頃から自分を表現することが大の苦手でした。
頭ではいろいろ考えているのに、それをどう言葉にするか迷ってしまって口に出せない。
決死の思いで声を発しても見当違いだったり、言葉足らずだったり……。
それで相手に誤解されてしまったと後悔して、また話すのが億劫になる。
僕の性格はひどく生きづらく、引っ込み思案な自分が昔から大嫌いでした。
でも、小説やブログを書くようになって、本当に救われたんですよね。
文章でなら自分が伝えたいことを形にすることができます。
好きなだけ時間をかけて言葉や表現を吟味できる小説やブログは、面と向かってのコミュニケーションが苦手な僕にぴったりのようです。
日常生活では今も変わらず苦労していますが、小説やブログでちゃんと自分を表現できるようになってからは、わりと人生を楽しめています。
小説を書き始めたのは大学生の頃
僕が小説を書き始めたのは20歳前後の大学生の頃です。
物心ついた頃から感じていた、世間に馴染めない息苦しさは大学でも相変わらずでした。
そんな鬱屈とした日々の中で「なんとかしなくちゃ……」と思うようになっていったんです。
普通は会話や社交性といったコミュニケーション能力を高めようとするのでしょう。
でもそういう努力は高校生までも続けてきましたし、必要以上に社交的に振る舞うのも、自分に合っていないのではと感じるようになっていました。
だから別の自己表現の形を考えました。
引っ込み思案に加えて、頭も良くなく、特技も皆無だった僕にとって唯一続いている趣味が読書でした。
一人でいる時間を好み、小説の中に広がる世界に没入したり、自分なりにあれこれ考えたりするのが大好きなんです。
そういう特性を活かすことはできないかと考えたとき、自然と自分でも小説を書き始めていました。
当時はプロを目指そうだなんて微塵も思っていません。
下手なりに書いて投稿サイトに載せて、それがひどく楽しかったのを今でも覚えています。
とくに自分の作品へ感想を頂けたときは格別で、心臓の鼓動がおさまらないほどの興奮を味わいました。
自分の頭の中にあった物語が読者さんに伝わって、そこへ感想を持ってもらえるなんて。
日常会話一つに苦労する僕にとっては新鮮すぎる体験でした。
社会人になってプロを目指すと決意します
大学を卒業した僕は製造メーカーの技術職に就きます。
実はこの頃から、小説を書くことがほとんどなくなっていきました……。
中学、高校、大学と進学するたびに感じてきたことですが、環境が変わる度に僕は大きなストレスを感じてしまいます。
無い頭しぼって仕事を覚えることにも、手先の不器用さを露呈しながら作業することにも、何より新たな人間関係を築くことに本当に苦労しました。
加えて当時は残業も多くて、それがつらかったです。
(唯一の救いは人に恵まれたことです。職場の先輩方は優しい人ばかりで、今も仕事を続けていられることには感謝しかありません)
夜遅くまで働いて、重たい身体を引きずって早朝に出かる。
待ち焦がれたはずの休日は、とくに何をするでもなく無為に過ぎていく……。
そんな日々を送っていました。
そして、「このままではいけない……」「こんなふうに人生を消費し続けるはイヤだ」と悩みながら行き着いたのは、やっぱり自分には小説しかないという想いです。
同時に今度は、真剣にプロを目指してみようと決意しました。
本気で打ち込めることに、本気で打ち込むことが人生には必要だと思ったんです。
才能がないから研鑽で補う。ブログを開設しました
プロを目指すと決意したは良いものの、現実はそんなに甘くありません。
まずは腕試しと応募してみた電撃大賞で一次落選。
同作でオーバーラップ文庫大賞に応募するも、ここでも一次落選を突きつけられました。
オーバーラップ文庫大賞は1次落選でも評価シートがもらえるのですが、結果はすべての項目で評価3。
講評内容は親切かつ好意的。しかも納得の指摘ばかりで、とても有り難く感じました。
しかし一方で「無個性な小説。これがおまえの限界だ」と宣告された気にもなりました。
小説書きさんには、小学生のころから書いている方も少なくありません。
そんな中で大学生になってようやく書きだした才能の無い僕が勝負するには、やはり相応の努力が必要なのだと実感しました。
それからは小説の教本だけでなく、心理学や文章術などの書籍を読み漁る日々を送っています。
(画像はその一部です)
このブログを始めたのも研鑽の一環でした。
「得た知識を定着させるには人に教えるのが効果的」なのだと自己啓発本で知ったのがきっかけです。
ブログを通じて創作仲間が欲しいという思いもありました。
僕のまわりには小説を書く人が一人もいないんですよね。
今ではこのブログをきっかけに出会えた大切な人たちもいて、ブログを運営していて本当に良かったと思っています。
追記:
2021年の『第35回ファンタジア大賞』に応募した「医療バトルファンタジー作品」にて三次選考まで進むことができました!
残念ながら、最終結果は三次選考で落選……。
応募総数651作品から47作品に残り、そこから8作品に絞る過程で落選した形です。
まだまだ先は長いですが、これを励みに今後も研鑽を続けようと思います!
画像は『ファンタジア大賞WEBサイト』内より引用
自己鍛錬も兼ねて始めた小説感想サービス
僕は現在、みなさんの書いた小説を拝読して感想文をお届けするサービスも提供しています。
当初は教本で学んだ知識を作品に照らし合わせることで勉強し、創作の糧にするのが目的でした。
この意図は今も変わっていません。
でも最近は、別のやりがいも感じているんです。
きっかけは、感想文の書き方を学ぶために、自分でも小説感想サービスを購入してみたことでした。
プロ作家の方に、先ほど話した新人賞一次落ちの小説を読んでもらったんです。
納品された感想文を読んで目から鱗が落ちました。
詳細は以下の記事で書いていますが、自分ひとりでは気付けなかったアドバイスを沢山頂けました。
『ココナラ』というサイトで、エンタメ作品とライトノベル作品合わせて4冊出版している、現役のプロ作家の方に感想・アドバイスを頂きました。かなり有意義なアドバイスを頂けたので、頂いた感想全文と共にサービスをご紹介します。 今回依頼させていただ[…]
自分の欠点に気付けずに、あのまま書き続けていたらと思うと今でもぞっとします……。
早いうちに修正箇所を把握できれば、そこを意識的に改善できます。
それはプロ作家になるという夢に一歩近づくことを意味していました。
そんな経験をしてからは、以前にも増して自分の感想サービスに心血を注ぐようになりました。
お客さんの作家人生に僅かなりとも役立てる感想文をお届けできれば、と。
以下は小説感想サービスのお客さんから頂いた、サービスへの評価や感想です。
お客さんからのお言葉は本当に嬉しくて、今では小説やブログを書くことと並んで、小説感想サービスを通じて作家さんと繋がることは、僕に幸せを感じさせてくれます。
中でもとりわけ嬉しかったのが、選考結果の報告をいただけたことです。
自分のことのように歓喜しました……!
今後も自分のための研鑽はもちろんですが、志を同じくする作家さんにお力添えできるサービスを目指していこうと思います。
小説感想サービスはこちらで提供中ですので、もし興味があればよろしくお願いします。
もっと作家さんに役立ちたい……。
”プロット感想サービス”も始めました。
これまで僕は、皆さんが完成させた小説へ感想やアドバイスを送ってきました。
でもそんな中で度々頂く要望があったんです。
それが「プロットの段階で一度見て欲しい」というもの。
確かにそうだよな、と思いました。
推敲で直せるレベルのアドバイスならともかく、ストーリーや文体など、根本から変えなきゃいけないアドバイスの場合は、もらってもなかなか活かしづらいですよね……。
実際、これまでも「次作に活かして下さい」と添えて、そういったアドバイスを送ることが多々ありました。
そこで、
プロット段階で拝見して僕なりの改善点をお伝えしたり、
一緒にディスカッションする中で、プロットをより高い次元に磨き上げたり、
……そんなサービスがあれば、これまで以上に皆さんのお役に立てるのでは考え、新たに”プロット感想サービス”を始めました。
詳細はこちらに記載してありますので、今まさに新たな物語を考案している方はご覧になってみて下さい。
感想サービスも提供するプロの小説家ブロガーを目指して……
ブログ運営、そして小説感想サービスにも力を入れながらプロの小説家を目指すという現状は、もしかしたら無謀で愚かだと思われてしまうかもしれません。
しかし僕は、これらが互いに相乗効果をもたらして作家としての自分を成長させてくれると信じています。
書くことに年齢制限はありません。今後もずっと努力し続けていこうと思います。
最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。
ブログでは今後も記事を上げていきますので、またお暇なときに覗いていただけると嬉しいです!
追記(2022年3月):
新たな試みとして、プロ作家さんの小説から学びを得るための小説感想記事を書き始めました。
前半は「次に読む小説を探している人向けのネタバレ無し作品紹介」。
後半は「この小説のどこがスゴいのかを作家視点で分析するネタバレ有り感想」。
↑こんな感じで記事を量産していこうと思うので、興味のある人はご覧になってみて下さい。
また、作家仲間との交流を求めて、創作関連の相談を伺ったり雑談したりするサービスも提供中ですので、そちらもよろしくお願い致します!