以前の記事で、内向型と外向型の違いをお話しました。
簡単にまとめると、
- 内向型は自分のなかからエネルギー補給し、外向型は外部からエネルギーを取り入れる。
- 内向型は刺激(イベントに参加したり、喧騒の中に身を置いたり)に弱く、外向型は刺激に強い。
- 内向型は”狭く深い” 関係を、外向型は”広く浅い” 関係をそれぞれ好む。
といったものでした。
では、果たして自分はどちらのタイプなのでしょうか?
ということで今回は内向型と外向型を見分けるためのテストをご紹介します。
質問数は多いですが、○×で答えていくだけのテストですので、みなさんもぜひやってみて下さい。
上記の3つの特徴を見る限り、私は完全に内向型と思うのですがはたして……。
参考書⑴:マーティ・O・レイニー[著]、務台夏子[訳]2013『内向型を強みにする』パンローリング株式会社
参考書⑵:スーザン・ケイン[著]、古草秀子[訳]2015『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』講談社+α文庫
(参考書のリンクは末尾にあります)
内向型と外向型を見分けるテスト
①『内向型を強みにする』より
以下の質問に○×でお答え下さい。
(○の数は覚えておいて下さいね。)
「自分がどうありたいか」ではなく、「ふだんの自分にあてはまるかどうか」で答えるのがポイントだそうです。
あまり悩まず、第一印象でお答え頂ければと思います。
(1)休息が必要なときは、グループで過ごすよりも、自分だけか、二、三人の親しい人と過ごすほうが好ましい。
(2)プロジェクトに携わるときは、細切れでなく、まとまった長い期間を与えてもらうほうがいい。
(3)話をする前に予行演習を行うことがよくあり、ときには自分用にメモをつくる。
(4)概して、話すより聞くほうが好きだ。
(5)人から、物静かだ、謎めいている、よそよそしい、冷静だと思われることがある。
(6)祝い事は、大きなパーティを開くより、ひとりの人か、数人の親しい友達だけでしたい。
(7)通常、返事をしたり、話したりする前には、考えなくてはならない。
(8)たいていの人が気づかないような細かなことに気づく。
(9)ふたりの人が喧嘩をした直後には、緊迫した空気を感じる。
(10)何かをすると言ったら、ほとんどの場合、そのとおり実行する。
(11)仕事に締め切りや緊急性があると、不安を感じる。
(12)あまりに多くのことが同時進行していると、朦朧(もうろう)としてしまう。
(13)何かに参加するかどうか決めるのは、しばらく見学してからにしたい。
(14)長期的な人間関係を築くほうだ。
(15)他人の邪魔をするのは好きでない。邪魔されるのも好きでない。
(16)たくさんの情報を取りこんだときは、整理するのにしばらく時間がかかる。
(17)刺激の多すぎる環境は好きでない。世間の人がなぜホラー映画を見にいったり、ジェットコースターに乗ったりするのか、さっぱりわからない。
(18)匂い、味、食べ物、天候、騒音などに強い反応を示すことがある。
(19)創造的で想像力に富んでいる。または、そのいずれかである。
(20)たとえ楽しんだとしても、社交的な催しのあとは消耗してしまう。
(21)人を紹介するより、紹介されるほうが好きだ。
(22)人のなかや活動の場に長くいすぎると、不機嫌になることがある。
(23)新しい環境には、しばしば居心地の悪さを感じる。
(24)人に家に来てもらうのは好きだが、長居されるのは好きではない。
(25)怖くて折り返しの電話をかけられないことがよくある。
(26)人と会ったり、突然発言を求められたとき、頭が空っぽになることがある。
(27)ゆっくりと、あるいは、とつとつとしゃべる。疲れているときや、考えながら話そうとしているときは、特にその傾向が強くなる。
(28)ちょっとした知り合いは、友達とは考えない。
(29)きちんとしたかたちになるまで、自分の作品やアイデアは他人に披露できないと感じる。
(30)周囲の人に、自分で思っているより頭がいいと思われて、驚くことがある。
『内向型を強みにする』33〜35ページより
お疲れさまです。
このテストでは○の数で、自分が内向型か外向型か、それとも両向型(内向型と外向型の中間)かが判断できます。
- ○が20〜30個の方は完全な内向型。
- ○が10〜19個の方は両向型。
- ○が0〜9個の方は外向型。
となります。
ちなみに私は○が27個でした。
予想はしていましたが、完全な内向型のようです。
②『内向型人間のすごい力』より
こちらも○×でお答え下さい。
迷ったときは比較的近いと感じるほうを選んで下さい。
1.グループよりも一対一の会話を好む。
2.文章のほうが自分を表現しやすいことが多い。
3.ひとりでいる時間を楽しめる。
4.周りの人にくらべて、他人の財産や名声や地位にそれほど興味がないようだ。
5.内容のない世間話は好きではないが、関心のある話題について深く話し合うのは好きだ。
6.聞き上手だと言われる。
7.大きなリスクは冒さない。
8.邪魔されずに「没頭できる」仕事が好きだ。
9.誕生日はごく親しい友人ひとりか二人で、あるいは家族だけで祝いたい。
10.「物静かだ」「落ち着いている」と言われる。
11.仕事や作品が完成するまで、他人に見せたり意見を求めたりしない。
12.他人と衝突するのは嫌いだ。
13.独力での作業で最大限に力を発揮する。
14.考えてから話す傾向がある。
15.外出して活動したあとは、たとえそれが楽しい体験であっても、消耗したと感じる。
16.かかってきた電話をボイスメールに回すことがある。
17.もしどちらかを選べというなら、忙しすぎる週末よりなにもすることがない週末を選ぶ。
スポンサーリンク18.一度に複数のことをするのは楽しめない。
19.集中するのは簡単だ。
20.授業を受けるとき、セミナーより講義形式が好きだ。
★これは科学的に立証された性格テストではありません。質問はすべて、現代の研究者が内向型の特性と認めた要素をもとにつくられています。
『内向型人間のすごい力』24,25ページより
こちらのテストは○の数が多いほど内向型、○と×が半々くらいなら両向型、×が多いほど外向型となります。
私は20問中18個が〇でした。
こちらのテストでも完全な内向型という判定ですね。
おわりに
みなさんは内向型と外向型、どちらのタイプでしたか?
質問内容を見て頂ければ判るように、質問の趣旨はやはり似通っていますので、どちらのテストでも同じような結果になったのではないでしょうか?
この記事を読んで頂いている方は内向型の方が多いと思います。
広いコミュニケーション能力が必要になりがちな今の社会では、どちらかと言えば外向型の方が生きやすいかもしれません。(事実、外向型の特徴を、社会的に優れていると判断する傾向にあると思います)
今回のテストで私がいちばん印象に残った質問は「人と会ったり、突然発言を求められたとき、頭が空っぽになることがある。」というものです。
ただでさえ話すのが苦手な私には、このシチュエーションが完全に当てはまりました。
偏見で語ってはいけないですが、お世辞にもこれは社会に適しているとは言えない性質です。
完全内向型の私はこれまで、それなりに苦労してきました。
同じように悩んでいる方も多いのではと思います。
とはいえ内向型にも強みはあります。(参考書のタイトルからも察して頂けると思います)
当ブログでは、今後も内向型に関する知識や、内向型の強みに関して書いていこうと思いますので、また読んで頂けると嬉しいです。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!