【おすすめ本】ラノベの書き方を「超具体的」に学べます【初心者可】

ラノベの書き方を解説した本っていくつもあって、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。

入門書をどれに選択するかで、学びの質が大きく変わってしまうのは当然のことです。
いきなり難しい本を読んでも理解出来ないし、内容が抽象的すぎてもいけません。

僕は「ラノベ入門書」を何冊も読んでみましたが、今になって思うのは具体性に欠ける本が多かったなということです。
言わんとしてることは分かるけど、いざ自分で書いてみようとするとどうしたら良いか判らなくなってしまうんです。

そこで今回は「最も具体的にラノベの書き方を学べる本」をご紹介しようと思います。

初心者はもちろん、ある程度ラノベの書き方を修めている人でも大いに参考になる一冊です!

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ラノベの書き方のおすすめ本『冲方丁のライトノベルの書き方講座』

何はともあれ、今回ご紹介するのはこちらです。

タイトル通り『冲方丁』先生がライトノベルの書き方を教えてくれる本となっております。

冲方丁先生の代表作

冲方先生はラノベだけでなく、SF、時代小説、さらにはアニメ脚本や漫画原作など幅広く活躍されている作家さんです。

名作を挙げ出すとキリがありませんが、代表的な作品は以下のような感じでしょうか。

  • 天地明察
  • マルドゥック・シリーズ
  • 蒼穹のファフナー

天地明察は「本屋大賞」も受賞していて、映画化もされています。

個人的なところで言うと冲方先生の『ばいばい、アース』という作品は、僕がいちばん大好きで憧れでもある小説です。

『冲方丁のライトノベルの書き方講座』3つのおすすめポイント!

この本は大きく3つの点でおすすめできます。

  1. 冲方先生の3作品の書き方を順を追って学べます
  2. 実際のプロットが載せられています
  3. 「こんな風に言われたんですが」のコーナーは学びが目白押し

それぞれ解説していきますね。

1.出版されている3作品のラノベの書き方を学べる

『冲方丁のライトノベルの書き方講座』では、実際に出版されている冲方先生の作品を例に挙げて、その書き方を順を追って解説しています。

解説されているのは以下の3作品です。

①マルドゥック・スクランブル(全3巻)

②カオス レギオン02 魔天行進篇

③蒼穹のファフナー

これらの作品に関して、書くことになった経緯に始まり、メモ書きや設定、プロットなどを順番に解説してくれています。
どういった思考回路のもとで生まれた作品なのかも学べるわけです。

2.234ページ中、40ページ以上が「実際のプロット」

何よりもこれが凄いです。

『冲方丁のライトノベルの書き方講座』は全234ページなのですが(僕の手元にあるのは旧装版ですが、新装版も内容は同じはずです)、そのうちなんと40ページ以上を「実際のプロット」に費やしています

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『カオス レギオン』と『蒼穹のファフナー』のプロットがそれぞれ20ページ弱ずつ。
『マルドゥック・スクランブル』に関してはプロットと定義されるものがないそうなのですが、それに準ずるものが載せられています。

もちろんプロットの書き方は人それぞれなので、冲方先生のプロットを真似すれば良いというものではありませんが、少なくとも「プロットがいかなるものか」ということや「プロットに至るまでの過程」「プロットからどのような形の作品が生まれるか」を学ぶことはできるはずです。

そもそも、プロ作家のプロットを実際に見られるってなかなかないと思うので、それだけでもかなり価値があると思います。

3.「こんな風に言われたんですが」のコーナーが参考になりすぎる

最後の章に「こんな風に言われたんですが」というコーナーがあるのですが、これがかなり参考になります。
本編とも言える3つの作品の解説のあとなので、多少”おまけ感”があるのですが、ぜひここも熟読していただきたいです。

  • 説得力がないと言われた・・・
  • 意外性がないと言われた・・・
  • 真新しさや面白味がないと言われた・・・ などなど

作品を書いたはいいけど、どうも物足りないといった悩みに対して分かりやすく答えてくれています。

ラノベの書き方を学びたいならぜひ読んでいただきたい本です!

タイトルにもありますが『冲方丁のライトノベルの書き方講座』は、ラノベの書き方を「超具体的」に学べる本です。

ラノベの書き方として凄く良いことを書いている本は他にもあるのですが、いかんせん抽象度が高めのものが多いので、ある程度知識があったり、量を書いた人でないと理解しにくいのが現実です。

ですので、まずは具体的な書き方を学んで自分でも実際に書きつつ、自分なりに経験を積んだところで他の本も読んで貰えると、より理解が深まるのではないかと思います。

最終的には自分なりの書き方を確立していくことになると思いますが、最初のうちは先輩方のやり方を真似していくのも手ではないでしょうか?

僕もまだまだ自分の書き方を見つけられていないので、今後も研鑽を積んでいこうと思います!

ちなみに、『冲方丁のライトノベルの書き方講座』はAudible(Amazonのオーディオブックサービス)でオーディオブックとしても聴けるので、ぜひそちらも利用してみてください。

Audibleは最初の一ヶ月は無料なので、未登録の人なら一ヶ月以内に退会すれば無料で『冲方丁のライトノベルの書き方講座』のオーディオブックを入手できます。

Audibleに関しては以下の記事をご覧いただけたらと思います↓

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また、本気でライトノベルの書き方を学びたいのであれば「小説・シナリオ学科」のある専門学校に通ってみるのも手です。
安直には決められないと思いますが、体験説明会なども実施しているようですので興味のある方は参加してみてください。↓

大学生や社会人にも門戸を開いているのは魅力ですね。
ひたすら好きなことに没頭できる生活は幸せの一言に尽きそうです・・・。

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