才能なしで小説家になるために僕が行っている勉強法を公開します。

葛史エン
僕はプロの小説家を目指していますが、残念ながら才能には恵まれていません。しかも、小説を書き出したのが遅めで大学生の頃です。とはいえ、僕は「正しい努力」を続ければ、小説は上達していくと信じているので、今回は実践中の勉強法を公開したいと思います。

考え方としてはトライ&エラーが基本と思います。

インプットして、それをアウトプットする。
そこに学びを得て、またインプットとアウトプット。

地道ではありますが、上記の繰り返しが確実です。

才能が無いなら勉強するしかない

当たり前ですが、才能が無いなら努力で補うしかありません。

才能が無いと自覚している人にありがちなのが、「自分なんて努力してもたかが知れている」と思ってしまうことです。

僕もずっとそんなふうに思っていたのですが、今は「だからといって努力しなければ何も変わらない」と自分に言い聞かせるようにしています。

幸いなことに、小説を書く腕は勉強すれば確実に上がります。

いきなり天才たちのように書くのは無理でも、昨日の自分より上達することを目指して努力し続ければ、いつか信じられないほど遠くへだって行けるはずです。

とはいえ、闇雲に勉強するのはもちろん得策ではありません。

どうせなら効率よく、そして楽しみながら小説の勉強したいですよね。

特に「楽しみながら」っていうのはかなり重要で、楽しめるかどうかで、勉強した内容への理解度はかなり変わります。(学校の勉強はなかなか覚わらなくても、好きな小説や漫画なら難しい設定でも簡単に記憶できた、といった経験はないでしょうか?)

冒頭でも話しましたが、基本はトライ&エラーです。

学びを得つつ、インプットとアウトプットを繰り返しましょう。

この先は、僕が実際に行っているインプットとアウトプットをご紹介していきます。
参考になれば幸いです。

小説の勉強としてのインプット

一般的に「勉強」と聞いて思い浮かべるのがインプットです。
知識や経験などを外部から自分の中へ取りこみます。

「才能が無い=今、自分の中にあるものだけでは不足している状態」だと思うので、インプットしないことには成長は見込めません。

①やはり小説は読むべきです

小説を勉強したいなら、小説を読むのが一番の方法です。

他の作品に影響されたくないから読まないという人もいるかもしれませんが、これはナンセンスと思います。

表層的な部分ではなく、もっと深い場所で勉強できれば、オリジナリティを保ちつつ成長していけるはずです。

小説を読むときは、単に字を追うのではなく、よくよく考えるようにしましょう。

 

  • この表現はどういう意図で使われているのか?
  • ストーリー構成として、今読んでいるのはどの辺りに位置するのか?(設定を見せているのか、転換期なのか、クライマックスに向かっているのか、など)
  • キャラが魅力的と感じたのなら、どうして自分はそう感じたのか?
  • 面白い設定があったなら、自分ならこの設定をどう生かすか?

得られる学びは作品それぞれなので、読めば読むほど成長していけます。

また、ジャンルごとにも勉強できる内容は変わってくるはずなので、普段は読まないジャンルの小説にも積極的に挑戦してみるのがおすすめです。

僕はラノベ作家志望ですが、ラノベ以外のジャンルも読むようにしています。

②小説以外の本も読むのがおすすめ

小説の文体や表現などを勉強するには小説を読むのがおすすめですが、小説以外の本も読むのも大切です。

目的は2つあって、1つは小説に深みを与えるための教養を身につけること。

そしてもう1つが、小説をつくるネタを探すことです。

例えば、個人的におすすめな本が『影響力の武器ーなぜ、人は動かされるのか』です。

こちらは社会心理学の本なのですが、タイトルの通り「なぜ、人が動かされるのか」について、実験データをもとに解説しています。

一例を挙げると、コピー機に並んでいる人に順番を譲ってもらうために有効的な「頼み方」があるというお話があります。

 「5枚だけなんですけど、先にコピーをらとせてもらえませんか?」

「5枚だけなのですけど、先にコピーをとらせてもらえませんか? コピーをとらなければならないので」

前者の成功率が6割なのに対し、後者は9割以上の人が順番を譲ってくれたそうです。

ポイントは「〜ので(実験では英語なので ”because”)」という言葉を使っているかどうかなんだとか。

人間は意識しなくても、自動的な行動を取ってしまうもの。
それを心理学的に解説したのが『影響力の武器』というわけです。

少し話が逸れましたが、僕は心理学にも興味があるのでこの本は読むこと自体が楽しいです。

そして、人間の心理を学ぶことは小説での人物形成や描写にも生きてきます

また、この本を読んで心理学を扱った小説を書いてみたいという考えが生まれて現在構想を練っているのですが、こんな感じで小説そのもののネタにもなることもあります。

興味のない本を読んでも、おそらく頭に入ってこないと思うので、ぜひ自分の好きなジャンルの本から読んでみてください。

そのうち、読んだ本に関連する別の本も読みたくなるはずなので、幅は自然に広がっていくはずです。

小説の勉強のための読書は、どんな本からも学びを得られるのが嬉しいですね。

知識をどう受け取り、どう生かすかは皆さん次第です。

③新聞も読みましょう

本は特定の知識を学ぶにはもってこいですが、時代の流れを掴むには向いていません。

今、世の中で何が起きているのか知ることは作家には必須。
僕の場合、教養というよりは、一般常識を身につけるために新聞を読んでいます。

ちなみにプロの作家でも「新聞は読むべき」としている人が多いようです。
詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

【小説家として大事なこと】いかに知識を蓄え、勉強するのか?

2018.06.22

さらに、今は新聞をアプリで読むこともできます。
僕が実際に使っている新聞アプリを以下の記事で紹介しています。
有料ではありますが、おすすめです。

小説のネタ探しに「新聞アプリ」を使っています【ネタ切れと無縁に】

2019.02.01

④徹底したいならオーディオブックは重宝します

オーディオブックは、本を音声で読み上げたものです。

最大の利点は、ながら作業に向いていること。
家事をしながら、ドライブしながら、散歩しながらといったスキマの時間で勉強することができます。

欠点は、音声だと漢字が分からないので、知らない単語が出てくると理解が追いつかない点ですね。

ということで、オーディオブックでの勉強に向いているのは以下のようなジャンルです。

  • 小説(予備知識がなくても理解できる上、音声で聞くと文や会話のリズムを勉強しやすい)
  • ある程度は見識のある分野の本(知らない単語が多いと理解不能なので、7~8割は単語が理解できると良いです)
  • 書籍でも持っているが、繰り返し聞いて網羅したい本

僕の場合は、小説家・冲方丁先生の作品が好きなので、『天地明察』や『光圀伝』といった小説を何度もオーディオブックで聴くことで、文体やリズム、語彙などを学んでいます。

好きな作家さんがいる方は、その作家さんの小説を繰り返し聞くのがおすすめです。

専門的な本は、聴くだけでは理解できない場合が大半なので、いきなりオーディオブックで勉強するのはおすすめしません。

まずは書籍を読み、分からない箇所は調べながら学んでいきましょう。
個人的な目安としては、7割か8割くらいの単語が理解できるようになれば、その分野のオーディオブックを聴く価値があると思います。

そして一番おすすめなのが、全体を網羅したい本を繰り返し聴くことです。

「これは良書だからよく勉強したい!」という本に出会えた場合は、オーディオブックで繰り返し聴くことで、確実に知識を血肉にしていけるはずです。

問題はオーディオブックをどのサイトで聴くかですが・・・
実は僕も現在いろいろ試しているところです。

今、使っているのはAmazonの『audible』と、『audiobook.jp』というサイトです。

『audible』については過去に記事にしているので、そちらを参考にして下さい。

【読書好き必見】”読書+オーディオブック”のコンボが最強過ぎたお話

2018.12.08

『audiobook.jp』最近登録したばかりですが、かなり良さげです。

商品の数が豊富ですし、なにより聴き放題プランがあるのが魅力。
聴き放題プランでは、指定のオーディオブックが月額750円で聴き放題です。

『audiobook.jp』 の聴き放題プランを試してみたいという方は、以下のリンク先からご登録いただけます。

オーディオブック聴き放題なら – audiobook.jp

ちなみに先ほど紹介した『影響力の武器』は繰り返し聴く価値のある本なので、オーディオブックで聴くのがおすすめです。
僕は『影響力の武器』を書籍とオーディオブック両方購入しました。

影響力の武器(オーディオブック)

小説の勉強としてのアウトプット

インプットした知識は必ずアウトプットするようにしましょう。

インプットした知識って、実際に使ってみないと実用的な部分まで落とし込めないんです。

実は僕も一時期「まずは小説のいろはを自分に叩き込んでから書きだそう!」と思って、小説の書き方本を読み漁っていました。
でもいくら勉強した内容でも、いざ書き出すと上手く活用できなかったんです。

知識だけ溜め込んでも所詮は机上の空論ですので、せっかく勉強した内容は、自分の血肉になるまで実践するよう心がけましょう。

①小説を書く

当然、小説を書くのは一番のアウトプットになります。

インプットした内容と、自分の書いた小説を比較検討しながら書くようにしていってください。

可能なら、誰かに小説の感想を貰えるとなお良いです。

今は投稿サイトで誰でも小説を公開できるので、そちらを利用するのも手です。
感想を貰えるまでには多少時間がかかりますが、誰かに読んでもらえるのはやはり嬉しいものです。

僕は新人賞を目指すようになってから、ずっと投稿サイトには載せていなかったのですが、やはり誰かに読んで欲しいという思いが強くあったので、最近になって『カクヨム』というサイトに小説を掲載しました。

>>『カクヨム』で掲載中の小説

まだまだ序盤ですが、ありがたいことに先日「描写がわかりやすい」という旨のコメントをいただきました。
こういったお言葉は、書くためのモチベーションにもつながります。

そして、もしよろしければ僕は「小説感想」のサービスの販売も行っているので、そちらもご利用いただけると嬉しいです。

【小説の感想が欲しい人へ】作家志望がお書きします【ブログ上での宣伝アリ】

2018.06.16

②ネタ帳を書く

インプットした内容すべてを、今書いている小説に取り入れることはできないので、ネタ帳を書いていくのもおすすめです。

ネタ帳は確実に自分だけの資産になっていきますよ!

ネタ帳に関しては以下の記事をご参考ください。
僕が書いているネタ帳も公開しています!

【ネタ帳公開】小説のネタがいつの間にか積み上がっていく方法

2019.01.31

才能がなくても勉強次第で小説は上達します

大事なのはインプットしてアウトプットすること。
そして比較検討して、修正していくこと。

つまりはトライ&エラーの繰り返しです。

僕はプロになることを志していますが、現状その実力がないことも理解しています。
プロになることを意識しつつ、普段は「昨日の自分より成長する」ことを意識して勉強を続けています。

みなさんも目標は様々と思いますが、まずはコツコツと昨日の自分を乗り越えていってください!

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