小説の執筆作業中に音楽(BGM)を聴くべきかどうかを考える。

みなさんは何か作業をする際、音楽を聴きながら行いますか?
適切なBGMが集中力を高めるというのは良く聞く話ですが、実際のところはどうなのでしょう。

今回は小説の執筆時に音楽を聴くべきなのかどうかについて考えていこうと思います。

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プロの創作家はどうしている?

プロの創作家は作業時に音楽を聴いているのでしょうか?
『脚本を書くための101の習慣』からプロの脚本家の意見を見てみましょう。

音楽にのって書く派

※人物名となりの()内は代表作です

ロン(モーツァルトとクジラ):ジャズを流して書く。音量は気分次第。音楽を意識しなくなるまで同じ音楽を流す。

スティーブン(ダイ・ハード):書いている脚本と同じジャンルの映画のサントラを聴く。

デレク(ワイルド・スピードX2):必ず音楽を流す。何千回も聴いたアルバムをかければ、音楽に集中しなくて済む。

ニコラス(イナフ):クラシック、グレゴリア聖歌を聴く。映画のサントラは元気すぎて好みでない。

静寂の中で書く派

レスリー(リミットレス):音楽好きのため、音楽に集中してしまう。だから音楽はかけない。

エイミー(星に願いを):完全に無音で書く。行き詰まったときの気休めとしてCNNをつけっぱなしにすることはある。(CNNはアメリカのニュースチャンネルのことのようです)

エリック(ものすごくうるさくて、ありえないほど近い):執筆中は音楽は聴かない。散歩中などはいろんな音楽を聴き、歌詞からインスピレーションを受ける。

ロビン(マチルダ):音楽に影響されるため聴かない。リラックス状態で原稿を読み直したり、一日の予定を立てる時などは気分に合う音楽を聴く。

 

プロの方でもそれぞれですね。
ポイントは音楽に集中することなく、執筆に集中できる性分かどうかといったところでしょうか?
少なくとも自分が好きな音楽をかけて、そちらに気を逸らされるのはよくありませんね。

やはり人それぞれ合ったやり方を模索するしかないようです。

僕の場合

プロの創作家のことを述べた後に、私の素人意見などと思われるかもしれませんが、参考になることもあるかもしれませんので、一応書いておこうと思います。

私の場合は執筆中は音楽を聴きません。

昔は音楽(歌詞のないもの)を聴きながら執筆していました。シーンに合った音楽を選べば気分が乗って良さげではあったのですが、どうしても書く内容が音楽に引っ張られてしまうのです。
気分良く書けるのでそのときは良いものが書けたと思うのですが、後から読み返すと、ほんとうにこれは自分の書きたかったことか? 音楽に影響されて書きたかったものが書けていないのでは? と感じることが多々ありました。

そして決定打となったのが敬愛する『パレオな男』というブログの『BGMはあなたの作業から気を散らすだけでメリットがない』という記事です。
『パレオな男』は、海外の論文を中心にした科学的根拠をもとにした記事が多数載せられており、この記事はタイトル通り作業中のBGMに関してものです。
結論を引用させていただくと、

そんなわけで、いずれにせよBGMは気分をあげてくれるけども、知的作業には悪影響しかもたらさない可能性が大。スポーツの場面でしか効果がないみたい。

『パレオな男』(BGMはあなたの作業から気を散らすだけでメリットがない)より

とのこと。

創作活動を”知的作業”に含めるのかどうかという問題はあるものの、少なくともBGMによって集中力は欠如してしまうようです。

もちろん集中力どうこうより、気分を上げた方が良い文が書けるという方もいらっしゃるとは思います。
しかし私は音楽によって乗せられた気分に書かされるより、自分の書きたいものを、自分と向き合いながら書きたいと思うので、現在は耳栓をして執筆している次第です。

とはいえ私も音楽を聴くのは大好きでして、リラックスしたいとき(というより本を読むときと書くとき以外はほとんどずっと)には音楽を楽しんでおります。

また、小説のアイデア出しの際には散歩しながら音楽を聴くようにしています。
理由は散歩という適度な運動に加えて、音楽によってあえて集中力を欠くことで発散的思考の状態をつくり、アイデアを出しやすくするためです。
(発散的思考についてはコチラをご参考ください。)

今後も試行錯誤していくつもりですが、私はおそらくこのスタイルを続けることになると思っております。

おわりに

ということで執筆時の音楽について考えてきました。

結論としては自分に合ったスタイルを確立してくださいということになってしまいますが、この記事が少しでもみなさんの参考になれば幸いです。

それではここまで読んでくださってありがとうございました!

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