【7選】郷愁を誘う「超感動アニメ」ランキング【小説書きがおすすめ】

人はどんなときに感動するのでしょう?
一番はやはり、他者との繋がりだったり、誰かへの強い想いだったりするんじゃないかと思います。

僕は普段から小説を書いているので、小説を通してそんな感動を表現したいと思っています。

と言いつつ、これまでを思い返してみると、僕は多くのアニメにも小説に負けないくらいの感動を貰ってきたことに気付きます。

そこで、今回は「人と人との繋がりに立ち返る”郷愁的な感動アニメ”」をランキングで紹介しようと思います。
独断のランキングではありますが、どれも素晴らしいアニメたちですので、気になったものがあれば観ていただけると嬉しいです!

※各見出し下の画像はAmazonで販売されているDVD等へのリンクになっていますが、DVD以外のものや1巻でないものも含まれているのでご注意ください。

目次

ランキングをご紹介する前に・・・

こういった「アニメランキング」ってネットでよく目にしますよね。
ほんとにアニメが好きで選んでいるんだなぁ、というサイトも沢山あって、僕もよく次に観るアニメを選ぶ参考にさせていただいてます。

でも、いざ観たいアニメがあったとき、それを観る方法に困ったことはないでしょうか?
心底気に入った作品だったらDVDを買うのもありだけど、試しに観てみようという段階でそこまでするのは難しい。
いちいちレンタルするのは面倒だし、何よりアニメの場合は何本も借りることになるので料金も馬鹿になりません。

もちろん、違法にアップロードされたものを観るなんてもっての外です。

僕も以前まではそんな悩みを抱えていて、放送中のものはできるだけ録画したり、仕方なくレンタル店を利用したりしていました。
でも、ネット上の動画配信サービスを利用するようになってからは、観たいアニメがあったらPCやスマホですぐに観られるようになったんです。(しかも、かなり多くのアニメが定額で見放題!)

以下の記事で僕が利用している動画配信サービスを紹介しているので、興味のある人は参考にしてみてくださいね!

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それでは、ランキングの方にいってみようと思います。

超感動アニメランキング第7位
『3月のライオン』

あらすじ

主人公・桐山零(きりやま れい)は17歳にしてプロの将棋棋士です。
棋士としての才能を有している零ですが、その人生は控えめにも幸福とは言えません。

幼い頃に家族を両親を亡くした零は、プロの将棋棋士の家に養子として引き取られます。
自らのアイデンティティを将棋にしか見い出せない零は、居場所を守りたい一心で将棋に打ち込みます

ところが、同じくプロの棋士を目指していた義姉弟たち(養父の子供たち)より才能に恵まれていた零は、彼らのプロへの志しを折ってしまいます。
そんな零に期待する養父と、それを快く思わない義姉弟。家族は次第にギクシャクしていきました。

そんな状況を自分のせいだと思った零は家を飛び出し、一人暮らしを始めます。

ますます将棋にしか生きがいを見つけられなくなっていく零。

そんなときに出会ったのが、心優しき川本一家でした。
祖父と三姉妹で暮らす川本一家は居場所のない零を温かく迎え入れます
そんな温かさに戸惑いを隠せない零でしたが、彼女たちの存在はどんどん大事なものになっていき・・・

居場所を見つけ、それを守るための”戦い”を続ける零の行く先をぜひ見守ってください!

手にしたら、手放すことが怖くなる。「必死に人生を戦い続ける少年の姿」に感動必至!

僕がこのアニメを観だしたのは、実はOPとEDの曲を『BUMP OF CHICKEN』が手がけたのがきっかけでした。最初はバンプの大ファンだったので観ていただけでしたが、次第にこの作品に惹かれて、今では原作の漫画も購入するくらい『3月のライオン』のファンにもなりました。

で、このバンプの曲ですが、ED曲のタイトルが『ファイター』といいます。
「ファイター」はまさに零のことを表現していると思うんです。

将棋棋士としての戦いを続けていることもそうです。
ですがそれ以上に零は、人生でようやく手にした温かなモノを守るための戦いに身を投じています。

ずっと孤独だった零は、手に入れた幸福を幸福と認識するにも戸惑うような境遇です。
でもだからこそ、手にしたものの大切さを知っているし、それを守ることに全身全霊を捧げます。

そんな零の、ひたむきな”戦い”の姿には感動を誘われます

超感動アニメランキング第6位
『蛍火の杜へ』

あらすじ

”少女・蛍”と”狐面の少年・ギン”の物語。

夏休みを利用して祖父の家を訪れていた蛍は、妖怪たちが住むと言われる”山神の森”に迷い込んでしまいます。
そこで出会ったのが狐面を被った少年、ギンでした。

どうやらギンは人ではない様子で、「人間に触れられると消えてしまう存在」なんだそう。
互いに触れ合うことのないよう気をつけながら同じ時間を過ごす蛍とギン。

蛍が祖父のもとを訪れるのは夏休みの間だけのため、年に一度、夏の間だけを共にする日々が続きました。

年々成長していく蛍に対して、ギンは何年たっても姿形はそのままです。

二人の絆は深まり、その関係も徐々に形を変えていきますが相変わらず互いに触れられないままで・・・

人と、人ならざるもの。二人の関係や、ギンの正体に注目しつつ楽しんでいただきたい作品です。

とても優しくて穏やか。とにかく”切ない感動”を味わわせてくれる物語です。

アニメ『蛍火の杜』の原作者は『夏目友人帳』の作者でもある緑川ゆきさんです。

『夏目友人帳』と同様に『蛍火の杜』も、人と、人ならざる存在の物語。

異なる存在だからこそ惹かれ合う。
そして異なる存在だからこそ、ままならないことだってある。

この独特のもどかしさは、緑川さんの作品でしか味わえないのではないでしょうか?

もどかしくて、でも優しく切なくて・・・
見ている人の心まで洗われるような優しい作品です。

44分で見終えることのできる比較的短いアニメですが、視聴後の充実感や余韻は本物です!
ぜひご覧になってみてください!

超感動アニメランキング第5位
『宇宙よりも遠い場所』

あらすじ

4人の女子高生が「南極」へ行くお話です(!?)

主人公は「何かしなければならないと思いつつ、何をしたら良いかも分からず一歩を踏み出せない」でいる高校2年生の玉木マリ(たまき まり)

そんな彼女が出会ったのが、「南極に行きたい!」を公言しつづける同級生の小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)でした。
外野に嘲笑されながらも自らの意志を曲げようとしない報瀬に感銘を受け、マリは報瀬に応援すると伝えます。

「じゃあ、いっしょに行く?」

そんなマリに報瀬が発した一言がはじまりでした。

その後、資金集めのアルバイト先で出会った三宅日向(みやけ ひなた)も共に南極を目指すことになります。
日向は高校に通わず大学入学を目指しています。
勉強もバイトも精力的に励んでおり、本格的に受験生に突入する前に「何かしたかった」とのこと。

さらに、女子高生でありながらタレント活動も行っている白石結月(しらいし ゆづき)も合流
マリたちより一つ年下でありながらしっかり者の性格です。
幼い頃からタレント活動ばかりで「友達ができなかった」ことが悩み。
南極に行くことそのものよりは、マリたち3人と行動を共にしたいことが同行理由です。

それぞれの想いを抱きながら、一つの目標に向かってひたむきに進む少女たちの姿にきっと感動できます。

「南極の物語」として単純に面白い+少女たちの「迷いながらもひたむきな姿に感動」

『宇宙よりも遠い場所』はリアリティを感じられる作品です。
当然アニメにする上での演出や割愛されている部分もあるはずですが、それを差し引いても「南極に行くために苦心する姿」や「南極生活での知識」などが鮮明に描かれています。
この要素だけでもこのアニメを楽しむことができるはずです。

加えて、4人の少女たちにはそれぞれ抱えた想いがあり、それぞれ南極に行くことを通して成長を見せていきます。

手探りでありながら、互いに手を引き合うようにして進む彼女たちの姿には感動させされます。

 

詳しくは書けませんが、ラストシーンの演出は鳥肌モノでした!

超感動アニメランキング第4位
『ばらかもん』

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あらすじ

主人公となるのは”書道家・半田清舟(はんだ せいしゅう)”。愛称は”先生”。

半田は才能ある書道家で、数々の賞をとるほどの腕前です。
しかしその一方で、「お手本のような字」しか書くことができません

本人は「基本に忠実な字こそ美しい」と信じているのですが・・・
とある授賞式で書道界の重鎮に作品を「つまらない字」と酷評され、頭に血が上った半田はその重鎮を殴ってしまいます

著名な書道家でもある半田の父親は、「頭を冷やしてこい」と半田を東京の実家から長崎の離島(五島)へ半ば無理矢理行かせました。

嫌々ながら五島での生活を始めた半田。
自らの”書”と向き合うために一人になりたがるのですが、どこまでもフレンドリーな島の住人たちは彼の世話を焼き続けます。

個性豊かな人々との五島でのスローライフを通して、荒んでいた半田の心は癒やされ、人生観や”書”にも変化が現れていきます。

見方ひとつで世界は変わる。「むずかしく考えすぎないことの大切さ」に感動!

五島の住人の中でも、とりわけ半田を慕っているのが小学2年生の”少女・琴石なる(こといし なる)”です。

ワンパクで天真爛漫ななるは、俺に構うなオーラ全開の半田にも物怖じせず関わっていきます。

一見すると何も考えていないなるですが、ふとした場面で物事の核心をつく言動を無邪気に発します
単純明快ななるの感性や、五島での新たな体験、そして美しい景色に心動かされる半田。

忘れかけていた大事な何かを思い出す物語。感動必至です!

 

超感動アニメランキング第3位
『さよならの朝に約束の花をかざろう』

あらすじ

主人公の少女・マキアは十代半ばの姿のまま年を取らない「イオルフの民」です。

そんな「イオルフの民」が外国から襲撃を受けたことで物語は始まります。
たった一人、なんとか逃げることのできたマキアは森の中で赤ん坊の泣き声を耳にします

たどった先で、事切れた母親の腕の中で泣く赤ん坊を発見。
ひとりぼっちの自分と為す術のないその赤ん坊を重ねたマキアは、赤ん坊を保護します。

©PROJECT MAQUIA

慣れないながらも必死に子育てするマキアの苦労もあり、すくすくと成長していく赤ん坊。
しかし、エリアルと名付けられた赤ん坊とは対照的に、「イオルフの民」であるマキアは見た目が成長しません。

マキアとエリアル。
二人の関係を言葉に当てはめるのは難しくて・・・

ラストシーンは切ない感動に襲われること間違いなしです!

人生観が変わるかもしれません。「時間」という壮大なテーマで描く「切ない感動」。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』が魅力的なのは何といっても「マキア視点で見る世界」です。

年を取らないマキアから見ると普通の人間は極めて短命です。
そんなマキアが人の子を育てるのですから、様々な問題が起きるのは必然。

マキアが何を感じ、何を考えてエリアルを育てるのか?
一方のエリアルは、物心つく前から自分を育ててくれたマキアをどういった関係に位置づけるのか?

その過程はもちろん、ラストシーンは極めて秀逸です。
感動と共に、もしかしたら貴方の人生観そのものを変えてしまうかもしれません!

『さよならの朝に約束の花をかざろう』は過去に感想記事も書いているので、興味のある方はそちらもご覧下さい。
(中盤からネタバレ感想となっているのでご注意を!)

⇒『さよならの朝に約束の花をかざろう』の感想記事はこちらから

超感動アニメランキング第2位
『ARIA』

あらすじ

舞台となるのはテラフォーミング(惑星の環境改造)によって「水の惑星」となった火星「アクア」
アクアの「ネオ・ヴェネツィア」はイタリアのヴェネツィアをモデルにつくられた都市で、水路が入り組んだ「水の都」です。

そんなネオ・ヴェネツィアで、ゴンドラ(小舟)に乗って観光案内する「ウンディーネ(水先案内人)」を目指す少女が本作の主人公”水無灯里(みずなし あかり)”です。

ウンディーネになる夢を抱いてマンホーム(地球)からやってきた灯里は「ARIAカンパニー」に入社し、優しい先輩や、共に一流のウンディーネを目指す少女たちと共に、一日一日を大事に過ごしていきます

何か劇的な事件が起こる作品ではありません。
終始穏やかだけど、当人たちにとってはかけがえのない時間。それを美しい映像や音楽、何より少女たちの何気ない会話ややり取りで描いた作品です。

世界は「素敵」に溢れている。毎日に疲れた現代人ほど「感動」し、「心が楽になる物語」です。

灯里は何気ない景色や出来事に「素敵」を見つける達人です。
僕たち現代人はいろいろ考えすぎて疲れてしまいがちですが、「ARIA」での灯里たちの感性や生き方に触れればきっと「心が楽に」なります

超感動アニメランキング第1位
『夏目友人帳』

あらすじ

主人公・夏目貴志(なつめ たかし)は、他の人には見えない存在である妖怪が見えることで幼い頃から気味悪がられ、ずっとひとりぼっちでした。

幼少期に両親と死別してからというもの、親戚をたらい回しにされていた夏目。
しかしそんな夏目を不憫に思い、進んで引き取ってくれる家族が現れました。
夏目を引き取った藤原夫妻は、子供がいなかったこともあり我が子のように夏目を可愛がります。

ようやく落ち着いた生活のできるようになった夏目でしたが、ある日あやまって妖怪の封印を解いてしまいます。
封印されていたのは「斑」という名の、巨大な白い獣の姿をした大妖怪でした。(登場時は仮の姿である猫でしたが)

斑は夏目の顔を見ると「おまえ、夏目レイコじゃないか?」と問います。
レイコとは夏目の祖母のこと。
斑が言うにはレイコは妖怪に勝負を挑んでは、負かした相手に名前を書かせて”子分”の証としていたんだそう。
その妖怪の名前の書かれた紙を束ねたものが「友人帳」です。

実はこの名前を書かせる行為は真名(まな)を縛ることになっていたようで、友人帳を持っているものは名前の書かれた妖怪を意のままに操れるのです。

使い方次第では強大な力となる友人帳を狙ってくる妖怪は後を絶ちません。
夏目は斑に「自分が死ぬことがあれば、友人帳を斑に譲る」という条件のもと用心棒を依頼。

夏目のもとを訪れるのは友人帳を狙う者ばかりではなく、レイコに預けた名を返してもらいに来る者も多くいます。

 

夏目とニャンコ先生(斑の愛称)の絶妙な信頼関係、そして人と妖怪とのつながりやもどかしさ。
6位で紹介した『蛍火の杜へ』と同様、切なくも温かな物語です。

 異なる存在だから惹かれ合う。「人と妖怪のもどかしい絆に感動」できます!

『夏目友人帳』の見所は何と言っても「人と妖怪」との絆だと思います。

『夏目友人帳』に登場する妖怪は人に仇なす者ばかりではなく、人に友好的な者も多いです。

しかし、人と妖怪とでは寿命も価値観も大きく異なるため、すれ違うことやままならないことも少なくありません。

ある人との約束をずっと待っている妖怪がいても、相手の人ははるか昔に亡くなっていたり・・・
妖怪を見ることのできない人をずっと想い続けている妖怪がいたり・・・

夏目は人と妖怪、両方と関わっていかねばならない立ち位置にいます。
幼い頃はそれが原因で人からも妖怪からも孤立してしまいましたが、ニャンコ先生と出会い、友人帳の名を返す使命を負ってからは、人も妖怪も大事に思うようになっていきます。

繰り返される出会いと別れ。
もどかしく切ない物語の数々は必見です!

 「超感動アニメ」ランキング、いかがだったでしょうか?

完全なる独断で「超感動アニメ」をランキングしてみましたが、こうしてみるとやはり「人と人とのつながり」には感動させられることが多いのだと実感しました。

比較的有名な作品が多いと思うので観たことのある人もいらっしゃると思いますが、もし未視聴のものがあればぜひ一度ご覧になってみてください。

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