enlog(10):第29回電撃大賞に応募できなかった話【2022/04/11】

  • 2022年4月11日
  • 2022年5月4日
  • enlog

この記事は2022年4月10日から一夜明けた11日の早朝に書いております。

4月10日と聞けば「電撃大賞の締め切り日!」と瞬時に連想する人も多いかもしれません。
かく言う僕もその一人。去年は4月10日の23時というギリギリに応募したのを鮮明に覚えております。

去年は一次選考落選だったこともあり、今年こそはと意気込んでいたのですが……。
結論から申し上げると、タイトルにもある通り今年は電撃大賞に応募できませんでした。

というか、二週間ぐらい前にはすでに諦めていました。

みなさんがラストスパートを頑張っているときに「自分は諦めました。みなさん頑張って!」と口にするのもなんだか無粋な気がしたため、このタイミングでこれを書いています。
(あくまで個人的な感性です。SNS等で応募取りやめを発信していた方々を悪く言う意図は皆無なのであしからず!)

応募作の方は、締め切り2週間前で8万字くらいは書いていたので正直応募するだけなら可能だったわけですが……。

なんというか、プロットで予定していたシーン&文量の配分がまったく実践できませんでした。
あまりに序盤が長くなってしまったんですよ……。(予定では10万字を100%として、25%地点のはずだったシーンが、50%弱の位置に来てました!)

加えて、執筆スタイルを変えたことも仇になりまして。

これまで僕はプロローグからエピローグに向かって、前から順番に書くスタイルを基本としていたのですが、今回はプロットを組みながら、バラバラにシーンを書いていくというスタイルに挑戦していました。
結果、前後で辻褄が合わなくなるシーンが多発……。

よって無理矢理完成させても支離滅裂な作品になると判断して諦めてしまった次第です。
まあ、言い訳にもなりませんね。完全なる実力不足でした。

ただ、今回やっていた「プロットと執筆の並行作業」は、突き詰めれば僕に合っている感じはしているので、もうしばらくこれで続けてみようと思います。

応募できなかったの作品の内容は、去年応募した作品の世界観やコンセプトを引き継いで、ストーリーやキャラを一新した「医療バトルファンタジー」ものなのですが、これはきっちり完結させようと思っています。

応募先は来年の『第30回電撃大賞』のつもりですが、しばらく前からリニューアルがアナウンスされて現在も準備中の『集英社ライトノベル新人賞』も気になっていたり。

追記:2022/05/04
色々考慮した結果、第10回のオーバーラップ文庫大賞も候補となりました。

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それと、来年の電撃大賞向けの作品をもう一作考えていまして、こっちは『メディアワークス文庫』を想定しています。
ジャンルは「異能SFスポーツもの」……かな?
僕は以前から、評価シートやネット上の読者さんから「文体が回りくどい」とよく言われているので、この作品では文体もシンプルにする予定です。

——とまあ、今回は毒にも薬にもならない報告でした。

今年は応募できなかった僕ですが、最近なぜか創作意欲がかつてないほどみなぎっています。
放置気味だったこのブログや、小説感想サービスの方もこれから力を入れていこうと思っています。

そんなわけで、電撃大賞応募を諦めてから「小説家の小説感想」というカテゴリーで記事を書き始めました。
これまでもプロ作家さんの小説を読んで、その感想を記事にしてきましたが、これからはより「小説書きとしての研鑽」を意識した記事を書いていこうと思います。

具体的には……。

  • 記事前半はネタバレ無しで未読の人へ作品の魅力を紹介
  • 記事後半はネタバレ有りで「小説書きとしてこの作品のどこを見習うべきか?」をつらつらと書く

みたいな感じですね。

すでに2記事書いてみたので、もしよければ見てやってください。

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そして、並行して「小説教本をより深く読み込む」も実践中です。
これまでは通読して重要箇所をメモしたり、必要になったときに読み返すって感じでしたが……。
それでは不十分と思い至り、もっと体系的に自力に落とし込むことを目指します。

とりあえず手持ちの一冊をマインドマップにまとめているところです。

これでまだ3割以下の進捗でして、想像以上に手間がかかっています……。
まあ地道に持っている教本を順番にまとめていこうと思います。

そして、それらを後からくり返し復習することで血肉にしていこうと考えている次第です。

 

それでは今回はここまでにしておきます。

無事、電撃大賞に応募できたみなさま、ほんとうにお疲れ様でした!
良い結果に繋がることを祈っております。

そして僕のように、応募できなかったみなさまも、これにめげず引き続き頑張っていきましょう!

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