enlog(6):【リアクションorアクション】主人公は今、どちらの状態にある?[2021/07/18]

創作に関する用語は数限りなくあります。
プロット、カタルシス、ミスリードなどメジャーなものもあれば、個人や少数の人が用いるだけのマイナーなものもあります。

今回はそんなマイナーな用語で良さげなものがあったので紹介したいと思います。

「リアクション」と「アクション」を意識する

キャラクターからつくる物語創作再入門

一般的に、物語はちょうど半分に分けられます。前半は人物が出来事に対してリアクションし、後半では自発的にアクションを起こします。

フィルムアート社『キャラクターからつくる物語創作再入門』(著:K.M.ワイランド 訳:シカ・マッケンジー)74ページ

出典は、個人的におすすめな小説教本のひとつ『キャラクターからつくる物語創作再入門』です。

用語、というよりは表現といった感じですが「リアクション」と「アクション」。
これ、ストーリーづくりのときに意識するとかなり良いのではと思います。

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考え方は簡単です。

前提として、ストーリー序盤で主人公は問題を抱えています。
そのせいで主人公は難問にぶつかったり窮地におちいってしまう。
そういった出来事に対して、主人公がどういった反応を見せるかが「リアクション」です。

そして、「リアクション」を経て主人公は学びを得ます。
成長した主人公が自発的に動いて、カタルシスに向かうのが「アクション」です。

主人公が今、どちらの状態にあるかを意識する

まあこれだけのことですが、意外と忘れてしまいがちな要素だと思うので「リアクション」と「アクション」というキーワードを覚えておいて……

  • 今、主人公は翻弄される「リアクション」状態にあるのか?
  • 成長を終えて大逆転の「アクション」状態にあるのか?

を意識しながらストーリーをつくったり、執筆したりできると良さそうですね!

 

それでは今回のログは以上になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

本日の参考文献:『キャラクターからつくる物語創作再入門』

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