【小説の書き方】初心者が最低限抑えておくべき「文章ルール」

小説を書いてみようと思ったけど、小説文章の書き方が分からない・・・。今回はそんな人に向けて、最低限これだけは押さえて欲しい「文章ルール」をまとめてみました!

必ず守って欲しい「文章ルール」が4つ。
加えて、初心者が意識した方が良いであろう「文章作法」を5つにまとめてあります。

例文に使っているのは僕が書いている小説です。

小説の書き方を体系的に知りたい方は以下の記事も参考いただけます▼

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守るべき4つの「小説の文章ルール」

①行頭は1文字空ける。(web小説はその限りではない)

行頭(改行後の先頭)は1文字空けます。
ただし、投稿サイト等、画面で読むこと前提の場合は見やすさ重視で空けないこともあります。

以下の例文では空白を○で表示しています。

行頭は1文字空ける

○途中で雪がちらつき始めた。
○やたら冷え込んできたと思っていたらこれだ。山の天気は変わりやすい。吹雪いてしまうとシャロンはともかく、ヒト族のノエルは進めなくなってしまう。
○急ごうとは思うのだが、すでに足は棒のようで、手はかじかんでいる。

 

これは誤り

途中で雪がちらつき始めた。
やたら冷え込んできたと思っていたらこれだ。山の天気は変わりやすい。吹雪いてしまうとシャロンはともかく、ヒト族のノエルは進めなくなってしまう。
急ごうとは思うのだが、すでに足は棒のようで、手はかじかんでいる。

②台詞のカギ括弧「」、心の声の括弧()、
これらの最後に句点(。)は入れない。

括弧の最後は句点なし

「俺が信じたのは、あの人がつくる未来だった。あの人は失敗したが、だからといって、そこの姫君では長として甘すぎる」
男の視線が少年からツバキに移り、
「この国は遠くないうちに滅びるだろう」
単なる事実を述べるように言った。

 

これは誤り

「俺が信じたのは、あの人がつくる未来だった。あの人は失敗したが、だからといって、そこの姫君では長として甘すぎる
男の視線が少年からツバキに移り、
「この国は遠くないうちに滅びるだろう
単なる事実を述べるように言った。

③!や?の後ろは1文字空ける。
(カギ括弧・括弧内の最後は不要)

!や?の後ろは1文字空ける

シャロンが掴んでいるカガツキの手首から、ジュっと煙が上がっていた。
「シャロン!○やめろ、放せ!」
はっとなったノエルがシャロンを止める。

↑○が空白部分。
カギ括弧・括弧内の最後の場合は空白不要です(この場合は「放せ!」の後ろ)。

 

これは誤り

シャロンが掴んでいるカガツキの手首から、ジュっと煙が上がっていた。
「シャロン!やめろ、放せ!」
はっとなったノエルがシャロンを止める。

④ 三点リーダ(…)、ダッシュ(—)は偶数個並べる。

三点リーダとダッシュは偶数個(2個、4個、6個〜)で使用します。
ただし、長すぎても陳腐になってしまうので、特に意図がなければ6個程度までにした方が無難です。

三点リーダ・ダッシュは偶数個

ノエルは興奮を押さえきれぬ笑みを浮かべた。
——この人ならあるいは……!
ノエルの目的達成に必要なピースは三つ。その二つ目を、ようやく見つけたかもしれなかった。

↑ダッシュ2つ、三点リーダ2つ使用しています。

これは誤り

ノエルは興奮を押さえきれぬ笑みを浮かべた。
———この人ならあるいは
ノエルの目的達成に必要なピースは三つ。その二つ目を、ようやく見つけたかもしれなかった。

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↑ダッシュ3つ、三点リーダ1つと奇数個になっているので誤り。

ルールではないが、初心者が意識すべき5つの「文章作法」

絶対に守らなければならない「ルール」ではありませんが、以下の5つをを意識しておくと読みやすい文章を書くことができます。
ぜひ覚えておいてください!

①句読点を適切に使用する。

句読点(「。」や「、」)の使い方次第で、読みやすさや文章のリズムが大きく左右されます。

詳しくは以下の記事をご参考ください。

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②文末表現が単調にならないようにする。

意図がある場合を除いて、文末表現は単調にならないようにしましょう。

詳しくは以下の記事をご参考ください。

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③(同一の単語で)漢字・ひらがな・カタカナを統一する。
数字・漢数字も同様です。

ひとつの作品の中で、単語の表記は固定しましょう。

例えば「通り」という単語の場合、「とおり」と表記することもできますが、どちらかに統一します。

カタカナを使用する場合も同様です。
例えば一度「イス」と書いたら、それ以降も「椅子」ではなく「イス」と書きます。

数字に関しても漢数字(一)と数字(1)はどちらかに統一です。
例外として、固有名詞の場合は統一不要。(例:他が数字表記でも”第一次世界大戦”は漢数字でOK)

④適度に改行するようにしましょう。

小説を書くときに、どのタイミングで改行するかは割と悩むところだと思います。

改行のさじ加減はそれぞれですが、あまり詰め詰めで書いてしまうと読みにくくなってしまうので、適度に改行するようにしてください。

改行のタイミングに明確な決まりはありませんが、まとまりの途切れる箇所で行うのが基本です。

しばらくして、一人の男が入室してきた。壮年の獣人だ。和服を着崩し、威風堂々の体(てい)で、どかりとノエルたちの前に座した。座相に、この男の質(たち)が現れている。荒々しくも洗練された印象を与えられた。
↑男の描写

その後にもうひとり、女性が入ってきて、品のある所作で戸を閉める。女性の見た目はヒト族と大差ないが、瞳が金色なところを見るとヒト族ではない。一見してどの種族かわからない人だった。独特な雰囲気があった。
↑女性の描写

女性は男の傍らに正座した。
↑女性の行動

男が値踏みするような目で、ノエルを見た。その瞳は、青とも緑ともとれない不思議な色をしている。
↑男の瞳の描写

最終的には感覚頼りになると思いますが、一つの基準として、文章のまとまりを意識してみてください。

⑤オノマトペ(擬声語)を使う場合は慎重に。

オノマトペ(擬声語)には擬音語と擬態語があります。

擬音語→実際の音を文字にしたもの。
(例)わんわん、ばたん、がたん など

擬態語→身振りや感情、状態を表現したもの。
(例)じろじろ、はらはら、ふわふら など

これらを使用する際は注意が必要です。
多用しすぎるとチープな印象になってしまいます。

作品のイメージに合っているかを考慮しながら使用するのが重要。

擬声語は上手く使えば効果的ですが、それに頼りきりにならない描写もぜひ意識していってください。

まとめ

今回紹介した内容は以下の通りです。

小説の文章ルール

  1. 行頭は1文字空ける。
  2. 台詞のカギ括弧「」、心の声の括弧()、これらの最後に句点(。)は入れない。
  3. !や?の後ろは1文字空ける。
  4. 三点リーダ(…)、ダッシュ(—)は偶数個並べる。

 

初心者が意識すべき小説の文章作法

  1. 句読点を適切に使用する。
  2. 文末表現が単調にならないようにする。
  3. (同一の単語で)漢字・ひらがな・カタカナを統一する。数字・漢数字も同様。
  4. 適度に改行する。
  5. オノマトペ(擬声語)を使う場合は慎重に。

初心者の人は、まずはこれらに気をつけて小説を書き始めていただければと思います!

小説の書き方を体系的に知りたい方は以下の記事も参考いただけます▼

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